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2020.3.23身体づくりのプロが朝昼晩の食事のコツを伝授。食べる順番を変えれば体が変わる!?

 

食べる順番_ダイエット②

 

ダイエットや健康的な体づくりに欠かせない食事。

 

「食事には気をつけているけど、どんな食材から食べたら効果的なの?」

「朝昼晩、それぞれどんなことに気をつければいいの?」

 

そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?

 

実は、毎日の食生活の中で「何を食べるか」だけでなく、「どんな順番で食べるか」を変えるだけでも、ダイエットや健康的な体作りに大きな差が生まれるんです!

 

そこで今回は、食べる順番に着目した効果的な食事のコツをご紹介。今日から実践できる簡単な方法で、理想の体を目指しましょう!

 

 

食事の順番は基本的に①【野菜】②【タンパク質】③【糖質】の順で!

 

食べる順番_ダイエット①

 

まず食事の順番ですが結論から言うと【野菜】→【タンパク質】→【糖質】の順に食べるのがよいでしょう。食事の構成は基本的に「主食・主菜・副菜」にわけられますが、例えばご飯、焼き魚、サラダという献立であれば、

 

ごはん=主食【炭水化物】

焼き魚=主菜【タンパク質】

サラダ=副菜【野菜】

 

となるのですが、まずは【野菜】であるサラダから食べるのがベストです!

 

「まずはごはんやメインディッシュの主菜から食べたいのになぁ…」と思う方もいるかもしれませんが、ダイエットや健康を意識している方は、ぜひ野菜から摂取しましょう。

 

ステップ1:最初に野菜から食べるべし!

 

食べる順番_ダイエット③

 

ダイエット中は「野菜から食べなさい」とよく言われますが、なぜ最初に【野菜】を食べるのが良いのでしょうか?それにはちゃんと理由があります。

 

ポイントとなるのは【食物繊維】

 

食物繊維パワーで血糖値の上昇をゆるやかに

 

ご飯やパンなどの糖質を先に食べてしまうと、血糖値が急上昇してしまいます。すると、糖を脂肪として蓄積しやすくなるため、ダイエットの天敵に…!

 

最初に野菜を食べることで、食物繊維が糖の吸収をゆるやかにしてくれ、血糖値の急上昇を抑えてくれる効果が期待できるんですね。

 

ほうれん草やピーマン、レタスなどの野菜はもちろん、食物繊維豊富なきのこ類や海藻類もおすすめです。

 

<食物繊維豊富な食材例>

 

野菜ブロッコリー、キャベツ、オクラなど
きのこしいたけ、えのき、しめじなど
海藻ワカメ、昆布、めかぶなど

 

色んな食材を組み合わせて、飽きずに楽しく食事しましょう。

 

ステップ2:次にタンパク質をチャージ!

 

食べる順番_ダイエット④

 

野菜の次は、筋肉や血液のもとになる【タンパク質】を摂取しましょう。

 

タンパク質は人が生きていくうえで重要な「三大栄養素」のひとつ。筋肉や血液、お肌や髪の毛など、カラダのあらゆる部分を作るのに欠かせません。また、エネルギー源にもなるため、健康的なダイエットには積極的に摂取したい栄養素です。

 

肉や魚のほか豆腐や納豆などの大豆製品などがそれにあたりますが、タンパク質の中でも、脂質が少なく良質なものを選ぶのがポイントです。

 

<オススメ食材例>

 

肉類赤身の牛肉、鶏肉(ささみや鶏胸肉)、豚ヒレ肉など
魚介類サケ、タラ、カレイ、イカ、タコ、エビ、アサリ、ホタテなど
豆類納豆、豆腐、枝豆など

 

そのほかにも、たまごなども良質なタンパク質が含まれた食材なので、このタイミングで摂取するのがよいですね。

 

先述したオススメの【タンパク質】のなかの食材であれば「低脂肪ならたくさん食べても大丈夫!」と思いがちですが、摂取量には注意が必要です。

 

例えば、「納豆」「たまご」「豆腐」、この3つの食材は、まさにダイエット中には最適な食材ではありますが、3つを一度の食事で全て摂取すると脂質は約15〜20グラムになります。

 

この調子で、3食このようなメニューを食べると、ダイエットの観点からすると脂質が多すぎになってしまうかもしれません。

 

低脂肪だからといって、一度にたくさんの量を食べるのではなく、あくまでバランスを意識することが大切です。

 

ステップ3:最後に糖質を適量プラス

 

食べる順番_ダイエット⑤

 

最後に食べるのはご飯やパン、麺類などの【糖質】を含むものです。

 

これまでお伝えしてきたように、【糖質】は血糖値を急上昇させやすく、食べ過ぎると体重増加や中性脂肪増加の原因に…!そこで、食べる順番ダイエットでは、糖質を最後に、そしてできるだけ少なめに食べることを心がけましょう。

 

ごはんを食べることが習慣となっている日本人にとって、なかなかハードルの高いことかもしれませんが、例えば、白米を食物繊維の多い玄米にしてみたり、イモ類や、栄養価の高いオートミールなどにしてみるなどの工夫をしてみるのもよいかもしれません。

 

 

食べる順番ダイエットの基本は、【野菜】→【タンパク質】→【糖質】の順番を守ること。

 

今日から早速、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

 

 

さらに効果アップ! GI値を理解して賢く選択

 

冒頭でも少しお話しましたが、食事の食べる順番に気をつけることが大切である理由のひとつに「糖の吸収」をゆるやかにするという点があります。

 

食べる順番ダイエットの効果をさらに高めるには、「GI値」を意識しましょう。

 

GI値とは? 低GI食品を意識しよう!

 

GI値(グライセミック・インデックス)とは、食後血糖値の上昇スピードを示す指標のこと。このGI値が高い食品ほど、血糖値が急上昇しやすく、脂肪を蓄積しやすくなってしまいます。

 

そこで、 GI値の低い食品(低GI食品) を積極的に食べるように心がけましょう。低GI食品は、血糖値の上昇が穏やかで、太りにくい体作りをサポートしてくれます。

 

GI値表でチェック! あなたの好きな食べ物は?

 

下記のGI値表を参考に、普段食べているものが当てはまるかチェックしてみましょう!

 

食品名GI値食品名GI値
穀類・パン・麺類野菜類
食パン95にんじん80
フランスパン95かぼちゃ65
精白米88ごぼう45
85玉ねぎ30
うどん85トマト30
ロールパン83オクラ28
そうめん80長ネギ28
赤飯77キャベツ26
ベーグル75ピーマン26
コーンフレーク75さやいんげん26
胚芽精米70大根26
クロワッサン70竹の子26
玄米 + 精白米65グリーンアスパラ25
玄米フレーク65ブロッコリー25
パスタ65春菊25
おかゆ(白米)57かぶ25
玄米55ナス25
ライ麦パン55セロリ24
オートミール55かいわれ大根24
そば54クレソン23
中華麺50小松菜23
50チンゲン菜23
全粒粉パン50きゅうり23
パスタ(全粒粉)50サラダ菜22
おかゆ(玄米)47みつば22
その他野菜・芋類果物
じゃがいも90バナナ55
山芋75パパイヤ56
とうもろこし75パイナップル65
長芋6563
里芋64あんず57
60レーズン57
銀杏58かんきつ類55
さつま芋55いちご55
らっきょ52ぶどう50
レンコン38メロン50
松茸2941
えのき29さくらんぼ41
椎茸28林檎37
しめじ27びわ37
なめこ26すいか36
きくらげ26洋梨36
モロヘイヤ24ブルーベリー35
こんにゃく24キウイフルーツ35
しらたき23グレープフルーツ34
レタス2334
みょうが23レモン32
もやし22オレンジ31
せり22グレープフルーツ31
肉類・魚介類魚介類
ちくわ55マグロ40
かまぼこ51アジ40
焼豚51エビ40
ツナ缶50イカ40
ベーコン49たらこ40
サラミ48ししゃも40
つみれ47しらす40
ハム46イクラ40
豚肉46
ソーセージ46
鶏肉45
45
45
ラム45
カキ45
ウニ44
シジミ44
あわび44
うなぎ蒲焼43
ハマグリ43
帆立42
アサリ40
豆腐・海藻類菓子類・飲料水
こしあん80麦芽糖105
つぶあん78氷砂糖100
厚揚げ46上白糖99
小豆45チョコレート91
グリンピース45大福餅88
油揚げ43ドーナツ86
豆腐42キャラメル86
おから35フライドポテト85
納豆30ショートケーキ82
大豆30ホットケーキ80
枝豆30みたらし団子79
カシューナッツ29クッキー77
アーモンド25クロワッサン77
豆乳23バウムクーヘン75
ピスタチオ23メープルシロップ73
ピーナッツ20砂糖
ひじき19カカオ70
昆布17カステラ69
青海苔16プリン52
寒天12ココア47
もずく12ゼリー46
ところてん11100%ジュース42
乳製品・卵
練乳82
アイスクリーム65
生クリーム39
クリームチーズ33
ドリンクヨーグルト33
マーガリン31
スキムミルク30
バター30
30
低脂肪牛乳26
牛乳25
プレーンヨーグルト25

 

 

朝昼晩、食事バランスを整えよう!

 

食べる順番ダイエットの効果を最大限に活かすには、3食の食事バランスを整えることも大切です。【朝はしっかり、昼も普通に、夜は最小限に!】が良いでしょう。

 

朝食:一日の始まり! しっかりエネルギー補給

 

一日の活動のスタートの時間。「朝ごはんはしっかり食べる」これはダイエットにおいても非常に重要です。朝ごはんはしっかりと食べてまったく問題ありません!朝食をしっかり食べることで、一日の基礎代謝がアップし、脂肪が燃焼しやすい体作りにつながります。

 

基礎代謝とは、人が生命を維持するために最低限必要なエネルギー消費量のことです。

 

昼食:活動的に過ごすために、適量をバランス良く

 

昼食もしっかり食べてもOKですが、脂質の少ない主菜を選び、主食のご飯やパン、麺類は食べ過ぎないように注意しましょう。

 

夕食:睡眠前の食事は最小限に

 

夜は活動量が減り、エネルギー消費も少ない時間帯。必要最小限のエネルギーにとどめ、特に脂質を抑えた食事を心がけましょう。

 

 

食べる順番ダイエットで理想の体へ

 

「食べる順番ダイエット」は、特別な食材やサプリメントは必要ありません。

 

毎日の食事に少しの意識改革を加えるだけで、無理なく、そして継続的に理想の体に近づけることができます。

 

食事制限が厳しいダイエットは、どうしてもストレスが溜まってしまいがちですが、「食べる順番ダイエット」なら、厳密なカロリー制限や食事の量を減らす必要はありません。

 

何を食べるか」よりも「どんな順番で食べるか」を意識するだけなので、無理なく楽しく続けることができます。

 

また、より効果的に理想の体を目指すには、運動も効果的です。

 

運動は脂肪燃焼効果を高めるだけでなく、基礎代謝をアップさせ、太りにくい体作りにも効果的です。

 

食べる順番ダイエットと運動を組み合わせることで、相乗効果が生まれ、健康的に美しく痩せることができるでしょう。

 

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