ジム・シェルパのお客様のなかには
「腰痛があるので、トレーニングできるのか不安」
「前々から体のゆがみが気になっている」
とトレーニングに対して前向きに挑戦したいと思いながらも、体の痛みや歪みなどに悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
そうしたお客様に対し、トレーニング前に整骨院での施術をオススメしています。
今回、私どもジム・シェルパと業務提携させていただいた、大分市にある【はら整骨院】の原 旦樹(はら あさき)院長に、整骨院についてや、シェルパとの提携についてなどお話を伺いしました。
梅木:原先生、今日はどうぞよろしくお願いします。そしてこのたびは、シェルパとの業務提携ありがとうございます!まずは【はら整骨院】について、どういう整骨院かお話しいただいてもよいでしょうか?
原:こちらこそ、よろしくお願いします。【はら整骨院】は、平成25年7月に開業し、今年で開業8年目になります。
梅木:はら整骨院さんには、どういった悩みを抱えてくる方が多いですか?
原:腰痛や肩こりなどの痛みを訴えてくる方々が多くいらっしゃいます。またスポーツをおこなっている学生の外傷などで訪れる方も多いですね。
さまざまな不調を抱える方々に対して、一人ひとりに最適なアプローチを見つけ、治療をおこなっています。
梅木:治療について、どんなアプローチをおこなっているんですか?
原:まず、はら整骨院では、一般的に多くの整骨院で採用されている、ビリビリと電気を流す「電気治療」はおこなっていません。当院では【マイクロカレント】という、微弱電流を使った治療をおこなっています。
【マイクロカレント】は、あの電気治療特有のビリビリという感覚がなく、ちょっとチクチクとなるような感覚なんですが、筋肉に刺激を与えるのではなく、筋肉を「ゆるめる」ということに着目した治療になります。
ただ【マイクロカレント】は、当院の治療の手段のひとつでして、他にも手技(マッサージ)やテーピングをつかったり、症状に応じた機器を用いて治療をおこなっています。
患者さんの症状は千差万別なので、一人ひとりの症状に対して有効なアプローチを的確に選び、できることはすべておこっていますね。
梅木:原先生が、このお仕事を目指すきっかけはどんなことだったのでしょうか?
原:私自身、高校時代サッカーをしていました。ゴールキーパーというポジションだったということもあり、ケガをたくさんしていて、ケガをしては整骨院や病院に通う毎日でした。
その経験から「将来はスポーツをしている学生のケアをする仕事をしたい」と思い、柔道整復師という道を選びました。
梅木:先生ご自身の、スポーツでのケガや故障を経験がきっかけだったんですね。【はら整骨院】さんが掲げているコンセプトなどあれば教えてください。
原:はい。当院では【患者様の未来像をつくる】という理念のもと、施術をおこなっています。
たとえば、腰が痛くて旅行にいけないとか、足が痛くて家から出られないなど、痛みや苦痛を理由にあきらめていることを、治療を通して改善し、患者さんそれぞれが描く「よくなったらやりたいこと(未来像)」を実現するために、日々患者さんと接しています。
梅木:実際にお客様のなかには、先生が掲げている理念のように、やってみたいこと(未来像)を実現できた方もいらっしゃいますか?
原:患者さんの努力もあり、改善された方は多くいらっしゃいます。
なかでも印象に残ってのが、ある高齢の患者さんなのですが、初め訪れたときは自分で歩行することがむずかしく、日常生活で車イスに乗るか乗らないか、というような状態でした。
治療も通常のアプローチだと改善しないと考え、ご本人の運動機能をあげるような治療を2~3カ月頑張って行った結果、日常生活で自分で歩けるまでに回復されたときは、本当にうれしかったですね。
梅木:すごいですね。実際にそこまでの方が体が変わって、できないことができるようになったというのは、やりがいを感じますよね。
原:ご本人やご家族からも喜んでいただいたことは、今でも私の励みになっています。
梅木:ほかの整骨院と、はら整骨院の違いってどんなところだとお考えですか?
原:まず、これは私のこれまでの経験からになるんですが「痛みや不調のあるところだけをマッサージしてはいけない」という点を大切にしています。
以前は痛みのある箇所を集中して治療していたのですが、その時はいったんよくなっても、また時間がたつと悪くなる、という繰り返しになるケースが多かったんです。
しかし、このやり方で本当に患者さんの5年・10年先の体がよくなっていくのかな?と、私自身が壁にぶつかっていた時期がありました。
その後、いろいろな経験と知識を積んで、ただ患部をもむだけでなく、「まずはその人の体の全体の状態をしっかりみたうえで、アプローチし治していく」とことが重要だと考えるようになりました。
それ以来、患者さんの患部だけでなく全身の状態をしっかりと把握することから始めています。この点は、他の整骨院よりもかなり重点を置いているところだと思います。
梅木:なるほど、私たちが「お客様がトレーニングに入る前に、体の状態や心理状態をしっかりとカウンセリングする」のと同じで、整体においてもやはり現状を把握することを大切にされているんですね。
原:そうですね。また、一般的な整骨院では、たとえば腰痛に対しては、固まっている腰に直接電気をあてることが多いのです。これは一時的に筋肉を動かそうという目的でおこなわれます。
ですが実は、電気の刺激が流れると筋肉は縮むんです。
当院では逆の発想で、固まっている筋肉を微弱の電流で「ゆるめる」ことに着目し、筋肉をゆるめてから施術をおこなっています。
さらにもうひとつ、治療だけでなく体の改善には「トレーニング」が必要なんです。
治療して改善したらトレーニングで筋力をつけていかなければ、なかなか患者さんの体は変わらないですし、再び不調がでてくることが多いです。
ですので、当院では治療やマッサージだけで終了せず、トレーニングで筋力をつけることもオススメしている。こうした点も、他の整骨院とは大きく違う点です。
梅木:私も当初から、はら整骨院さんがトレーニングの重要性を考えていらっしゃるところに大変興味深いと感じていました。
実は私自身も自分の体のメンテナンスのために、一患者としてはら整骨院さんに通わせていただいていますが、足の角度や顎のかみ合わせなど、原先生からのご指摘によって、あらためて自分の体を「知る」ことの大切さを実感しています。
原:そうですね。たとえば、腰が痛いから腰のみをみるのではなく、私の場合は状態によっては「顔のゆがみ」や「足の指の形や開き具合」など、細部までみていきます。
そして患者さんは今どういう体の状態で、どういったクセがあるかなどを把握したうえで、治療について説明をさせていただきます。
梅木:患者さんをよくすることはもちろんですが、整骨院の経営という部分では、お客さんに「通っていただく」ということも大事かと思いますが、そのあたりはどうお考えですか?
原:経営という点からすると、一般的には患者さんに何度もリピートして来院していただいたほうがよいのかもしれません。でも私は、なるべく1回の施術でアプローチすることを意識しています。
以前は、例えば患者さんには週2回は通院してほしいけど、1回しか来ていただけない。だから治らないのは仕方のないことだ、と勝手に思い込んでいました。
また、僕がお願いしたこと(日常生活や動作の注意など)を、患者さんがやってくれなかったからよくならないんだ、って思い込んでいたこともありました。
でも結局、この考えのままだと患者さんはなかなかよくならなかったんですよね。
そこで週に1回しか来れないのだったら、その1回で、一生懸命アプローチしようと考えを改めたんです。そうすれば、患者さんの治療に対する意識も変わってくるんじゃないかと思って。
梅木:これまでに先生ご自身が、患者さんと向き合ってきた経験や悩んできた結果、たどり着いた方向性なんですね。
原:そうですね。まずは「あなたの身体はこうなっていますよ」というのをしっかりと伝えて、納得していただいて通っていただかないと、よりよい治療はできませんので。
今では患者さん自身が「やっぱり痛いから行こう」「通院してしっかり治そう」と思っていただいてから、無理ない計画でアプローチしています。
お互いに共通認識をもった上で治療をすすめることが、患者さんのためであることはもちろん、いい経営にもつながるんじゃないのかなと思っています。
梅木:ところで、治療とトレーニングをセットで行うのがよいとのことですが、今回私どもと提携していただいたのはなぜでしょうか?また今までのパーソナルジムにはどんなイメージを持っていましたか?
原:梅木さんからお話をいただく前は、正直パーソナルトレーニングジムとの提携とかはまったく考えていなかったです。
今までのパーソナルトレーニングジムのイメージというと、「〇カ月で何キロ落としました」など、ダイエットに対する即効性をうたっている印象が強かったのもあり、仮に私が提携をしたところで、一過性のクライアントさんを対象としているようなパーソナルトレーニングジムには、私の入る余地はないかなと思っていました。
でもシェルパさんは、これまでのパーソナルトレーニングジムの印象とはまったく異なり、お客様と長期的な体づくりをおこなっているジムということを知って、シェルパさんなら大丈夫なのではないかと思ったのが、提携を考えるに至った一番の理由です。
梅木:ぼくも先ほどの原先生のご経験と同じように、以前は回数や期間、何キロ痩せたとなどの数値に的を絞った指導をしてきたこともありますが、それは根本的な体を変えることにはつながらないと思い、今の仕組みになりました。
まずはお客様の体の不調を取り除き、目指す体へと導かないと、トレーニングの価値がないかなって思うんです。
原:そうですね。当院と連携していただくことで、シェルパさんのお客様もトレーニングするなかで腰痛がでたらそのままにするのではなく、当院で体をみれば、解決策を見出せると思います。
逆にトレーニングの前に治療にきていただいて、「この人はここの骨盤が歪んでいるからトレーニングすると、おそらくこういう痛みがでるかも」といったアドバイスができれば、トレーニングの効果や効率も上がってきます。
何よりお客様自身も、痛みを感じずにトレーニングができるので、結果的に効果も2倍、3倍と上がると思います。
梅木:実際に今、私のお客様や、うちのトレーナーたちも原先生のところで定期的にお世話になっていますが、経過はどうですか?
原:シェルパさんのお客様は、ご年配の方から若い方まで紹介していただいてますが、とくにご年配の方は着実によい方向へと変わっています。
初診時は上半身が固かった方がやわらかくなってきていますし、トレーニングが上手くできず、思うように体を動かせなかったお客様が徐々に強くなってきていたり、歩く姿勢が見違えるようになったり。まだまだ進化できるんじゃないかなって思っています!
梅木:実際にその年配のお客様は、シェルパでトレーニングする前に原先生の治療を受けるようになってから、かなり変わりました。
最初は、屈伸をするだけでもしんどく、スクワットもできなかったお客様が、トレーニングと先生の治療で歪みを改善することで、肩こりなども改善してきたといわれ、とても喜ばれています。
原:僕自身もトレーニングと治療をセットで行うことの重要性を、シェルパさんのお客さんの治療にあたりながら、改めて実感しています。
梅木:ではシェルパと提携していただいたことで、先生の今後の展望などあれば教えてください。
原:今回シェルパさんと提携させていただいたことで、今まで私がおこなっていた治療だけでなく、トレーニングも併せて提供できるるようになり、よりいっそう目指すべき理念に向かって進んでいけていると思います。
またシェルパさんのお客様は、「運動がしたい」「美しい体になりたい」など目的がはっきりしていて、意識が高い方が多いですよね?お客様の描くイメージに対してシェルパさんが常日頃から行っているトレーニング指導や食事指導に、私の治療が加わることで「三位一体」のサポートができれば良いなと思っています。
そしてシェルパさんとお客様、当院が強く結びつくことで、より効果的なトレーニングがおこなえるだけでなく、5年、10年後も健康な体を維持して、お客様の描く未来をかなえるお手伝いをしたいなとも考えています。
梅木:お客様が目的を達成したその先の人生を豊かに過ごしてもらうために、単に目的を達成するのではなく、健康的な心身をお客さんがずっと維持できるように、サービス提供をし続けていきたいですね。
原:より効率的・効果的にトレーニングの成果を出し、お客様の未来像を実現して頂きたいと思います!
梅木:ありがとうございます。シェルパの掲げるミッション【フィットネスを通じて安定した幸せなマインドを提供する】を、より良いカタチで実現するために、ぜひサポートお願いします!今日はありがとうございました。
はら整骨院のホームページもご覧ください!
はら整骨院 https://www.haraseikotuin.com/